活動報告
2019.12.06
活動報告
2019.12.06
車の生産で有名な豊田市に次いで、二番目に広大な面積を有する愛知県新城市。愛知県内の市で唯一の“消滅可能性都市”に指定されているここでは、まちづくり政策を若者目線で考える「新城市若者議会」を始め、未来を担う若者たちのパワーを活かしながら地域の魅力を日本全体に届けていくための取り組みが行われている。
今回開催したのは、その取り組みの一つである「Wakamono Lab 2019」。
愛知県立新城有教館高等学校に在学中の1年生21名と共に、自分の学校をPRするための取材や記事制作を行い、情報発信について学ぶ機会を作った。
講座は二度に渡って行われ、初回はSNSを中心に情報発信を行う「Photoli」代表の横尾涼さんと編集者の鈴木詩乃さんを講師としてお招きし、情報発信の魅力や取材のポイント、記事制作のコツなどを学んだ。参加した21名の高校生を4つのチームに分け「授業」「制服」「学校行事」「部活動」の観点から取材を実施。その後、チームで記事制作に取り組んだ。
二度目の講座では、高校生が制作した記事について、チームごとに5分間のプレゼンテーションを行った。それぞれのチームからは「取材内容を滞りなく伝えるのが難しかった」、「何も知らない読者にわかりやすく伝えるために工夫を施した」など、多様な感想が得られた。講評を務めたTURNS プロデューサーの堀口氏は「高校生とは思えない文章力と表現力で感嘆した。客観と主観の使い分けがとても上手い」、横尾さんは「取材にも同行していたからこそ、記事としてどうまとめるのかと気になっていたが想像を上回る完成度だった」と、驚きの声を漏らした。
各チームの発表後は、堀口氏と横尾さんの2名による“情報発信”をテーマにしたトークイベントも開催。実際の取り組み例を挙げながら、WebやSNS などを活用した情報発信のコツについて語った。会場からも多くの質問が寄せられ、盛り上がりの中イベントは締めくくられた。