活動報告

2021.09.01

第2限目: 担当する地元企業をリサーチ

三河の山里サポートデスクと地域の将来を担う中高生の皆さんが一緒になって、その地域の課題を考察し、魅力ある情報発信を通じて、持続可能な地域づくりのための活動に取り組む『Wakamono Lab(三河山間地域情報発信研究所)』。
現在、一般社団法人新城青年会議所との協働のもと、愛知県新城市立鳳来中学校2年生の皆さんによる地元企業のアピール動画づくりのプロジェクトが進行中です。

今年度、地元中学生によるアピール動画づくりに協力してくださる愛知県新城市の地元企業は以下の8社。
◇株式会社アイデン(電気機械器具製造業)
◇JA愛知東 こんたく長篠(鳳来牛&生産物の店)
◇昭典木材株式会社(木工・建設資材販売等)
◇株式会社スエヒロ産業(生コンクリート製造・販売等)
◇医療法人 静厳堂医院
◇SEPT CINQ(洋菓子製造・販売)
◇長篠郵便局
◇vraiciel(ボルダリング)

鳳来中学校2年生の皆さんが8チームに分かれ、それぞれに担当企業のアピール動画を制作します。

6月に動画づくりのための基礎を学んだ第1回目の講座を経て、中学生の皆さんは、それぞれのグループ毎に担当する企業をリサーチ。さらに企業を深く知り動画づくりのアイディアソースとなる生の情報を得るために、8月20日(金)と9月1日(水)には、取材とロケハンのための企業訪問をおこないました。
コロナ禍で愛知県にも緊急事態宣言が発令されていたこともあり、リモートでの取材となったチームもありましたが、どのチームも事前リサーチは万端で、あらかじめ用意しておいた質問事項をもとにスムーズに質疑応答がおこなわれている様子でした。

三河の山里サポートデスクは『こんたく長篠』チームの取材に同行。『こんたく長篠』は、JA愛知東が直営するレストランと物産店が併設された施設で、中学生の皆さんも何度か家族で食事や買い物に訪れたことがあるという馴染の場所。特に地元産の希少な鳳来牛が食べられるレストランには興味津々といった感じで、取材に応じてくださった七原店長に「成長期の僕たちにおすすめのメニューは?」とか「一番人気のお肉の部位は?」など、次々と質問を投げかけていました。質問タイムの後には、七原店長にレストラン内と物産店内を案内してもらいながらロケハン。どうやら、中学生の皆さんの映像構成の中には、食のレポートやバックヤードを撮影したいというアイディアもあったようで、七原店長に撮影可能かどうかちゃんと許可取りする場面もありました。
取材後、中学生の皆さんからは「よく知っているお店だと思っていましたが、今回いろいろお話をうかがって、知らないこともまだいっぱいあり、それを知ることができて楽しかった」「今まで直売所で野菜を買う時に産地を気にしていなかったが、こんなに新城産の野菜が豊富にあるとは思わなかった」など、新しい発見ができて良かったという感想をもらいました。また「食レポやバックヤードの撮影は無理かなと思っていましたが、店長さんが快くOKしてくれて嬉しかった」とも。そんな協力的な地元企業の皆さんの気持ちに報いるためにも、きっと中学生の皆さんは「素晴らしいアピール動画をつくろう」との思いを強くしたことと思います。企業訪問を経て、それぞれのグループがどんな絵コンテを描いてくるのか、とても楽しみです。